良かれと思ったおもちゃで手術!?犬のデンタルトイ・ガムの危険な罠と正しい使い方

お手入れ・ヘルスケア
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愛犬が喜んで噛むデンタルガムやデンタルトイ(おもちゃ)。
「歯磨きの代わりになるし、ストレス解消にもなるから」と、日常的に与えている飼い主さんは多いですよね。

でも、ちょっと待ってください!その与え方、本当に安全ですか?
実は我が家では過去に、デンタルトイが原因で愛犬に「2つの大事故」を起こしてしまいました。

1つは、硬いおもちゃを噛ませすぎたことによる『歯の破折(骨折)
もう1つは、壊れかけていたおもちゃのパーツの『誤飲による内視鏡手術』です。

良かれと思って与えていたもので、愛犬に痛くて苦しい思いをさせてしまい、本当に悔やんでも悔やみきれませんでした。 この記事では、そんな我が家の痛切な失敗から学んだ、デンタルガム・トイの
絶対にやってはいけない危険な使い方』と、愛犬の命と歯を守る『正しい選び方』を忖度なしで徹底解説します。

ガムとおもちゃは「歯磨きの代わり」にはならない事実

まず最初にお伝えしなければならない残酷な事実があります。
それは、「デンタルガムやおもちゃを噛ませるだけでは、歯周病は防げない」ということです。

ガムやおもちゃを噛むことで、歯の表面についた汚れ(歯垢)をある程度こすり落とすことはできます。しかし、歯周病の本当の原因となる『歯と歯茎の境目(歯周ポケット)』の汚れまでは絶対に届きません。

「これさえ与えておけば歯磨きは不要」という宣伝文句に惑わされず、あくまで歯ブラシやデンタルシートと併用する『補助アイテム(お楽しみ・ストレス解消)』として位置付けることが最大の基本です。

命に関わる!デンタルガムの正しい与え方・4つのルール

デンタルガムは手軽ですが、一歩間違えると窒息や歯の骨折といった事故に繋がります。以下のルールを必ず守ってください。

①「工作用のハサミで切れる硬さ」のものを選ぶ(超重要!)

おもちゃだけでなく、ガムの硬さにも要注意です。
「長持ちするから」と、ヒマラヤチーズや分厚い牛皮、骨タイプのガムを与えていませんか?
獣医療の現場では、これらも歯が折れる(破折する)原因として非常に多く報告されています。
ガムを選ぶ際も、かかりつけの獣医さんが推奨する「工作用(子供用)のハサミで切れる硬さ」を安全の基準にしてください。

② 必ず「飼い主の目の届く範囲」で与える

ガムの事故で最も多いのが「丸飲みによる窒息・腸閉塞」です。
犬は本能的に、ある程度の大きさになると噛まずに飲み込もうとします。ガムが短くなってきたら、
惜しがらずにスッと取り上げる勇気が必要です。

「お留守番時にガムやデンタルトイを与えて夢中になっている隙にそっとでかける」という飼い主さん
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
目を離す』というのはとても危険です!ペットカメラがあったとしても、間に合いません。
危険を回避するために、今すぐやめましょう!

③愛犬の体重・アゴのサイズに合ったものを選ぶ

特に小型犬の場合、大きすぎるガムはアゴの関節を痛める原因になり、小さすぎるガムは丸飲みのリスクが跳ね上がります。パッケージに記載されている『適正サイズ(体重)』は必ず厳守しましょう。

④ カロリーオーバーに注意する

デンタルガムは意外とカロリーが高いものが多く、毎日与えていると肥満の原因になります。ガムを与えた日は、その分のご飯やおやつを減らしてカロリーを相殺する計算が必須です。

歯が折れる!誤飲する!デンタルトイの危険と正しい使い方

ガムと同様に、あるいはそれ以上に注意が必要なのが『デンタルトイ(おもちゃ)』です。
ここからは、我が家が実際に経験した取り返しのつかない失敗談も交えながら、おもちゃの正しい使い方をお話しします。

① 「硬すぎるおもちゃ」は絶対に与えない(凶器になります)

「硬いものを噛ませた方が歯石が取れる」というのは大きな間違いです!
獣医療の現場では、ヒヅメ、鹿の角、硬いナイロン製おもちゃや木のおもちゃなどは、
犬の奥歯(第4前臼歯)が縦に真っ二つに割れる原因ナンバーワンとされています。

【わんらぼ編集部の失敗談】

実は我が家の愛犬も、良かれと思って「長持ちするから」と硬いデンタルトイを与えていた結果、
奥歯が欠けて(破折して)
しまいました…。結果的に全身麻酔をかけての歯科治療をする羽目になり、小さな体に大きな負担をかけてしまいました。

成犬で、パピー用のデンタルトイだったので、油断していました。
パピー用でも真ん中が少し柔らかいだけで、まわりが硬いプラスチックの歯がためだったため、
硬い部分をガリガリ噛んでいて、奥歯が破折してしまったのです。

歯科専門の先生曰く、犬の歯は人間より弱く、逆にあごの力は強いため、硬いものを噛むと簡単に折れてしまうそうです。

安全な硬さを見分ける基準は、ガムと同じく「工作用のハサミで切れる硬さ」、または「飼い主の爪でギュッと押した時に少しへこむ弾力」です。それ以上硬いものは絶対に与えないでください。

② 放置せず、飼い主さんが持って「一緒に」遊ぶ

犬にただポンとおもちゃを与えて一人で噛ませ続けるのではなく、飼い主さんが端を持ち、コミュニケーションを取りながら遊んであげましょう。
これにより、安全な位置の歯で適度に噛ませることができ、引っ張りっこによるストレス解消効果も倍増します。

③ 壊れかけたら「即」捨てる!(寿命を見極める)

ロープの糸がほつれてきたり、ゴムがちぎれそうになったりしたおもちゃは、「まだ遊べるかな」「もったいないな」と思ってもすぐに破棄してください。

【わんらぼ編集部の失敗談】

これは我が家の愛犬がまだ1歳の頃のお話です。
「まだ大丈夫だろう」と壊れかけのおもちゃを与えたまま少し目を離した隙に、ちぎれたパーツを飲み込んでしまいました。慌てて病院へ駆け込み、緊急で内視鏡手術をすることに…。

金銭的な負担はもちろんですが、何より手術に耐える愛犬の姿を見るのは本当に辛い経験でした。
愛犬を命の危機に曝してしまい、後悔で生きた心地がしませんでした。

それからは、おもちゃは良く点検し、注意を怠らないようにしております。
少しでも破損したら即捨てる勇気を持ってください!

わんらぼ編集部が厳選!安全第一のデンタルアイテム

過去の失敗から、我が家では「安全性(硬すぎない・誤飲しにくい)」を最優先にアイテムを選んでいます。歯を折る心配がなく、リスクが低いおすすめのアイテムを2つ厳選しました。

獣医師推奨!適度な弾力で歯を守る【コング(KONG)】

世界中のドッグトレーナーや獣医師が推奨する定番のゴム製知育玩具です。
天然ゴム100%でできており、爪で押すと少しへこむ絶妙な弾力があるため、歯を折る心配がありません。

中に美味しいペーストやふやかしたフードを詰めて凍らせてから与えると、時間をかけて安全に舐めたり噛んだりしてくれます。

愛犬のお口の大きさや年齢に合ったサイズを選んでくださいね。
コングに簡単に詰められるペーストもあります。

丸飲みしにくい形状の安全ガム【ビルバック C.E.T.ベジデントフレッシュ】

動物病院でもよく処方される、VOHC(米国獣医口腔衛生協議会)認定の安全なデンタルガムです。
アゴの弱い小型犬でもしっかり噛める適度な柔らかさ(弾力)を持っています。

Z字型の特殊な形状になっているため丸飲みしにくく、しっかり奥歯まで届いて汚れを絡め取ってくれます。

こちらもサイズがXS~Lまであるので、愛犬の体重やお口の大きさに合わせて選びましょう。
ガムを与える際には、片側を飼い主さんが持ってあげると、丸飲み防止になります。

まとめ:正しい知識で、愛犬の『安全』と『歯』を守ろう!

デンタルガムもおもちゃも、正しく使えば愛犬にとって楽しい時間になります。
しかし、一歩間違えれば、私たちが経験したような「歯の骨折」や「内視鏡手術」といった大惨事を招きかねません。

絶対に飼い主の目の前で与え、お留守番中には放置しない

「工作用のハサミで切れる硬さ」を絶対の基準にする

壊れかけたら、もったいなくてもすぐに捨てる

この3つを徹底し、ガムやおもちゃはあくまで『補助アイテム』として楽しみながら、
毎日のデンタルケア(シートや歯ブラシ)と上手に組み合わせていきましょう!

毎日のデンタルケアについて、ポイントやおすすめグッズなどはこちらの記事からどうぞ!

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