ペット保険って本当に必要?
動物の医療費は全額自己負担です。
万が一の手術・入院で数十万円かかることも珍しくありません。
我が家では先代犬がペット保険に加入していませんでした。お迎えした当時は今ほどペット保険の種類は多くなく、インターネットもスマホも今ほど普及していなかったので、情報を知る手段もあまりなく、ペットをお迎えしたら「ペット保険に加入」と言う選択肢を思いつくこともなかったのです。
その結果、3歳くらいからてんかんになってしまったり、10歳でヘルニアになり、手術をしたり
その通院、入院の他にも病気になったり、莫大な費用がかかってしまいました。
大切な家族ですから、治療をしないわけにもいかず、できる限りの事をしましたが、それはそれは大変で・・・。もしも最初にペット保険に入っていたら、その負担をどのくらい抑えられていたんだろうと、
考えるのも怖くなります。
その経験を踏まえて、2頭目からはペット保険に加入したのですが、たくさん悩んでたくさん調べて、それでも失敗だったと思うこともあり、本当にペット保険は選ぶのが難しいと思います。
安心を買うための保険ですが、表面上のメリットだけで選ぶと後悔する現実があります。
この記事では、これからペット保険の加入を考えている飼い主さんに向けて、我が家の失敗だったことも踏まえ、ペット保険を選ぶ際の、ポイントや注意点などをお伝えしていきたいと思います。
経験者が警告!加入・乗り換え前に絶対知るべき3つの落とし穴
①「特定の病気」への回数・日数制限に注意
慢性疾患などで長期通院が必要になった際、「1病気につき年間〇回まで」という制限があると、治療の途中で補償対象外になってしまいます。
我が家ではペット保険に加入していて、日々の体の不調などの通院において申請して順調に保障してもらえていたのですが、あるとき特定の持病を発症してしまい、免責(「その病気については生涯で〇回まで」という上限)がついてしまいました。
完治することのない、生涯治療し続ける疾患なので、これは本当にきついです。
保険に入る際にそういう説明が書いてあったはずなのに、よく読んでいなかったのか、読んでいても
特定の疾患になるなんて、すごく元気な子だったので思いもよらなかったのです。
元気な若いわんちゃんであっても、病気や怪我はいつやってくるかわかりません。
日頃、色々と気を付けていても、それはわからないのです。
なので、特定の病気になったときの保証の内容はとても重要だと思います。
② 安易な「保険の乗り換え」に潜むリスク
我が家の失敗談をお話しますと、今飼っている1頭目の子と2頭目の子、最初は同じ保険にしていました。
1回あたりの上限額が気になり、「無制限の保険に変えよう!」と、次の保険に加入する前に元の保険を解約してしまいました。
空白期間を作らないよう申込日を調整したつもりでしたが、これが大きな失敗でした。
③審査の厳しさと「免責(補償対象外)」の現実
しかし、新しい保険の審査に「誤飲」で病院にかかったことを告知したところ、選んだ保険の審査に落ちてしまい加入自体を断られたり、「お腹の不調」に関しては免責(その病気は今後一切保険の対象外になるという条件)の条件下での加入可となったりで、そう簡単には乗り換えができませんでした。
病気の告知で嘘をつく(告知義務違反)と、後から動物病院への調査などでバレた際、強制的に契約解除となります。
当然、それまで払った保険料は戻りませんし、保険金も一切下りません。
最悪の場合、ブラックリストのような扱いになり、他の保険にも入れなくなるリスクがあります。
ペット保険の審査は厳しいです。
特定の病気でなくても、たとえばお腹であったり、眼や耳など特定の部位に対して、一生涯保険でカバーされない、ということが起こります。
今現在保険に入っている場合、保険料が重複してかかったとしても、新しい保険の審査が通り無事新しい保険の補償が開始するまでは、安易に解約しないことをオススメします。
今の保険とのメリット、デメリットを比較し乗り換えは慎重にしましょう。
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保険の審査でも厳しく見られがちな「お腹の弱さ」ですが、日々の食事やサプリを工夫することで、我が家の子たちも良い状態をキープできるようになりました。
2頭の試行錯誤の末に行き着いたお腹ケアの詳細は、こちらの記事にまとめています。
お腹が弱い愛犬のために我が家が行き着いた「ごはん&サプリ」の組み合わせ
ペット保険の基本:3つの王道プランを比較
| タイプ | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ① バランス型(50%〜70%補償) | 通院・入院・手術を幅広くカバーする王道プラン。日々のちょっとした通院でも使いやすい。 | 初めてで、まずは手厚く備えたい人 |
| ② 保険料抑えめ型(割合低め、免責あり) | 月々の支払いを安く抑えたプラン。いざという時の負担は減るが、窓口での自己負担は大きくなる。 | 毎月の固定費を抑えつつ、お守り代わりに持ちたい人 |
| ③ 大型手術特化型(特化型プラン) | 普段の通院は対象外で、高額な「手術・入院」のみに特化。保険料が安く抑えられる。 | 「小さなケガは貯金で対応するが、数十万の手術に備えたい」人 |
ペット保険のメリットとデメリット
メリット
- お金を理由に治療を諦めなくて済む
- 高度な医療を選択肢に入れられる
- 早期発見・早期治療のハードルが下がる
デメリット
- 健康な間は「掛け捨て」に感じる
- 年齢とともに保険料が上がっていく
- 全ての病気が補償されるわけではない
失敗しないための最終チェックポイント
- 「免責金額」を確認: 1回の治療につき数千円の自己負担が必要な場合があります。
- 「回数制限」を確認: 特定の病気で年間何回まで使えるか、一生涯の制限はあるか。
- 「窓口精算」の有無: 面倒な書類手続きを省けるかどうか。
- 「更新条件」を確認: 病気になっても終身で継続できるかどうか。
【予算×利便性】代表的なペット保険4社を徹底比較
ペット保険は、大きく分けると「窓口精算ができる大手の保険」と「保険料が抑えられるネット型の保険」の2つに分かれます。それぞれの特徴と、我が家が感じているリアルな視点を交えて比較します。
① 窓口精算で手続きラクラク:アニコム・アイペット
人間の健康保険証のように、動物病院の窓口で保険証を提示するだけで、その場で補償分が差し引かれる利便性が最大の魅力です。
メリット: 提携している動物病院で窓口支払いが出来るので、後から面倒な書類手続きやアプリでの申請をする必要がなく、まとまった現金をその場で用意しなくて済みます。
デメリット: 便利な反面、月々の保険料は他社に比べて高めです。
さらに、シニア期(年齢が上がったとき)の保険料の上昇幅が大きく、高齢になってからの維持が家計の負担になりやすい傾向があります。
こんな家庭向け: 「とにかく面倒な手続きを減らしたい」「シニア期に保険料が上がっても、窓口精算の手軽さを最優先したい」という予算に余裕がある家庭。
② 保険料がなだらかで続けやすい:PS保険・FPC保険
こちらは後から自分で請求するタイプ(後日精算)ですが、最大の強みは「保険料の安さ」と「年齢が上がっても上昇がなだらか」という点です。
アプリから簡単に保険の請求ができます。
メリット: アニコムやアイペットに比べて月々の固定費を大幅に抑えられます。
犬種や年齢にもよりますが、シニア期になっても保険料の上がり方が緩やかなため、生涯にわたって無理なく続けやすいのが特徴です。
デメリット: 窓口では一度全額を支払う必要があるため、高額な医療費のときは一時的にまとまった現金が必要です。また、前述の通り「1日の上限額(PS保険)」や「免責の心理的ハードル(FPC)」といった個別の制限を理解しておく必要があります。
一日の上限がないと、気軽に保険請求したくなりますが、何度も同じ疾患で病院にかかっていると
特定の部位の疾患には保険が下りないという免責になる場合があり、これは請求してみないとわからないので、悩むところではあります。
こんな家庭向け: 「毎月の固定費をできるだけ抑えたい」「愛犬が年をとっても、ずっと無理なく続けられる保険を選びたい」という予算重視の家庭。
健康なうちに入るのが最大の防衛策
ペット保険は決して安い買い物ではありませんが、万が一のときに「お金を理由に治療の選択肢を狭めない」ための大切なお守りです。
この記事でお伝えした通り、ペット保険は病気やケガをしてからでは選択肢が極端に狭まってしまいます。
「あの時入っておけばよかった」と後悔しないためにも、愛犬が若くて健康なうちに、ご家庭の予算や方針に合った保険をじっくり検討してみてくださいね。
気になる保険があったら、資料請求し、詳細をじっくり読み、予算と補償内容を確認してみてください。
細かい部分も、面倒ではありますが、しっかり読んで理解、納得することがポイントです。
うっかり見過ごしてしまうと、後から気づいても入り直すのは大変なのです。(実体験……)



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